カメのひとりごと

ニホンイシガメのカメ子が、カメ目線でとらえた人間社会をおもしろおかしく書いています。

第134話 階段落ちPart1

f:id:antabilog:20220103221549j:plain

 

 読者の皆様へ

明けましておめでとうございます。

今年も頑張りますので、応援してくださいね!

どうぞよろしくお願い致します。

2022年が皆様にとって良い年になりますように

 

今回の話も、僕、カメ輔がナビゲータだよ!

さあ、お話の始まりだよ。

主人が突然、カメ子兄ちゃんと僕をバスケットに入れて、ある所に連れて行った。

ある所というのは奥さんの実家の庭で、そこは僕にとって、まだ、未踏の地であった。

さっそく、主人は、僕とカメ子兄ちゃんをバスケットから取り出し、いつものように向かい合わせにして地面の上に置いた。僕は、今回も主人が、カメ子兄ちゃんに、「しっかり、カメ輔のお守りをしてくれよ」と言ったんだろうなぁ。と思った。

ところが、今回は、カメ子兄ちゃんが、「おい、カメ輔。お前も随分大きくなったから、もう、面倒はみないよ」と言ったのだ。

カメ子兄ちゃんのこの言葉に、ぼくは驚き、「はは~ん。さては、カメ子兄ちゃんも、久しぶりの外出で、僕にかまっている暇はないのだろうなぁ」と思った。

そこで、僕は、「それじゃ~勝手にさせてもらうよ」と言って、左側の方向に進むことに決めた。

すると、カメ子兄ちゃんから意外な言葉が飛び出したのである。

カメ子:そっちの方向には行ってもいいが、右の方向には絶対に行っちゃダメだぞ!僕は、何の事だか、さっぱり意味がわらなかったが、思わず「うん」と返事をした。

そして、カメ子兄ちゃんはこう言い残すと、僕とは反対方向に進んで行ったのである。

僕は、未知の世界に向かってどんどん進み、ふと、右側の方にも目を向けてみた。すると、そこには、左右に大きな建物がそびえ立っていた。そして、その真ん中には、大きな鉄格子があり、その下には、僕が入れるほどの隙間があったのである。

僕は、「あっ、これが、カメ子兄ちゃんが言っていた門扉(もんぴ)なんだなぁ」と思った。カメ子兄ちゃんから、「絶対に行ってはだめだぞ」と言われていたが、そう言われると、なおさら、行ってみたくなるものである。僕は、カメ子兄ちゃんのとの約束を破り、その隙間を通り抜けることにした。そっと、鉄格子の隙間を潜り抜けると、その向こう側には、広い空間が拡がっていて、その先には立派な家が見えた。

そして、その左側の方にも、凄く広いスペースが拡がっていた。こんな景色を見たのは、生まれて初めてだった。

さらに、僕は、一歩前進し、足元を見た。

すると、そこから先は行き止まりになっていて、下を覗くと、奥行が20cm位のコンクリ―トの地面が拡がっていた。

このとき僕は、どうも、断崖絶壁の頂上にいるようだったが、前方に拡がる広大な世界が僕を呼んでいるようで、無性に足を踏み入れたくなり、「なんだ、これぐらいの崖なんて、平気さ」と自分に言い聞かせながら、頭の方から下のコンクリート面に向かって突っ込んで行ったのである。

この後、皆様の予想していたとおりの展開になるのか、どうか?

次回を乞う御期待!

 

       にほんブログ村 その他ペットブログ イシガメへ
      にほんブログ村

        ↑ ↑ ↑

   ランキングに参加中です!

 ポチッとして応援して下さいね💛

 

       ブログランキング・にほんブログ村へ

      にほんブログ村

        ↑ ↑ ↑

    ランキングに参加中です! 

  ポチッとして応援して下さいね💛

 

       にほんブログ村 その他ペットブログへ

      にほんブログ村

        ↑ ↑ ↑

    ランキングに参加中です!

  ポチッとして応援して下さいね💛

 

     PVアクセスランキング にほんブログ村

        ↑ ↑ ↑

    ランキングに参加中です!

  ポチッとして応援して下さいね💛