主人は、朝から奥さんと職場の忘年会のことについて、話しをしている。
「今年は新型コロナが流行っているので、忘年会ができるかなぁ?5人以上のグループだったらできないんじゃないかなぁ~」
吾輩は、こんな状況になっているのにもかかわらず、忘年会に出席したい主人の気持ちがよくわからない。
そんなに、お酒が飲みたいのかなぁ?お酒を飲むと気持ちが良くなるというが、吾輩は一度も飲んだことがないので、よくわからない。でも、一生に一度くらいは飲んでみたい気もする。お酒を飲むと、人間は豹変することがあり、笑ったり、泣いたり、時には、「表に出ろ」と喧嘩をする人もいるらしい。
主人は、お酒を飲むと、口をポカンと開け、大いびきをかいてどこにでもゴロンと寝てしまう。その姿を読者の皆様にお見せできないのが、とても残念ですが、まるで、トドが寝ているみたいでおもしろいよ!
そうそう、この前もそうだった。
(詳細は、Happy Halloween 第97話をご覧ください)
主人は、昔、相当お酒を飲んでいたそうだが、今は、奥さんが怖いのか?コロナウイルスが怖いのか?吾輩には、よくわからないが、外でお酒を飲むことがめっきり減ったようだ。
それで、お酒が弱くなり、すぐに寝てしまう。お酒を飲み過ぎると、翌日、相当、身体がきついらしい。よくよく考えてみると、お酒という物が怖くなってきた。
吾輩には、体質的にお酒は合わないかもしれないな。
えっ、カメ輔。まだ、未成年なのでお酒は駄目だ。(カメ子だって、御年9歳で未成年だぞ!)しかし、彼は、目の前にお酒の入ったコップがあると、何も考えず一気に飲み干してしまうだろう。そして、大暴れをしてしまうかもしれない。
現在、日本全国で再び新型コロナウイルスの第3波が発生している。そんな中、政府は、訳のわからないことをしているようだ。コロナ対策を進める一方で、GoToトラベルやGoToイートをやっている。ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるのと一緒で、プラスマイナスゼロだ。そんなことは、カメでもわかる。(政府も一生懸命やっているので、そこまで言わなくても良いとは思うが・・・)国民にも(吾輩は、カメだが)わかるように説明してくれないといけないと思う。
一方、うちのコロナ対策はどうなっているのだろうか?
吾輩は、とても心配になってきた。
我が家で、新型コロナウイルスを家の中に持ち込む可能性が一番高いのは、主人だからな。
主人が外出先から帰ってきて家の中に入ろうとすると奥さんは、玄関先で、必ず、こう言う。「石鹸でよく手を洗ってよ!そうじゃないと、家に入れないからね。コロナウイルスを家の中に持ち込まないでよ!」そして、主人は、しぶしぶ洗面所に行って手を洗っている。でも、奥さんが、「手を洗ってよ!」と言い忘れた時は、知らん顔をして手を洗わずに部屋の中に入ってくる。そしてスマートフォンでSNSをやっている。
吾輩は、何回も、それを目撃しているので、危惧している。
まったく、主人という人は、暇な吾人である。おかげで、吾輩は、人間様とソーシャルデイスタンスを50cmとらなくてはいけない羽目になり、主人と「かくれんぼ」もできなくなったじゃないか。
まったく、自業自得だよ。昔、「時事放談」*というテレビ番組があったらしいが、吾輩も舌鋒鋭く、世相を斬りたいよ。世の中ことを論じ、ぼやきたいよ。
吾輩には、ぼやく相手がいない。あっ、そうだ。カメ輔がいた。でも、駄目だ。彼はまだ、若いし、世の中のことが全くわかっていないからな。
ここだけの話だが、吾輩も、主人や奥さんの口癖をそのまま受け売りしただけだったなぁ。
*:1957年7月から日曜日の早朝番組として放送され、朝日新聞出身の細川隆元と日本経済新聞出身の小汀利得の歯に衣着せぬ毒舌が評判を得ていた。後に小汀が体調を崩し、1970年6月7日放送分で番組を降板して以降は、細川と藤原弘達、土屋清、加藤寛、参議院議員の斎藤栄三郎(1974年3月に参院選出馬のために降板)らなど主に大臣クラスの大物国会議員や政界の主要人物らを招き、1対1の対談形式となる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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